9周年の集い ありがとうございました!

2月20日、無事にフリースペースつなぎの9周年が行われました!
ご参加いただいた皆様、つなぎを応援してくださっている皆様、本当にありがとうございました!

【今年も動画に感動! オープニング!】
昨年に引き続き、中学生のyama君が作ってくれた動画の発表でした。
yama君のつなぎのみんなへの愛情や、ひとりひとりの9周年へのコメントもとても嬉しく感動しました。


【喜多先生・講演会 子どもたちの休む権利と学ぶ権利を!】
講演会の講師は『子どもの権利条約ネットワーク代表』早稲田大学名教授の喜多先生。
「自分がコロナを持ち込んではいけない」と、三回目のワクチンを打ち、事前に検査も行って万全の態勢で気仙沼にお越しになりました。
喜多先生の講演会テーマ『ありのままのきみで きみらしく 学ぶ権利を考える』はとても深い内容でした。
まず、子どもたちに『休む権利』を保障する必要があると。
欠席扱いにならない忌引きと同様に休める制度を、きちんと保障してあげること。
教育機会確保法にも明記された『休養の必要性』を理解して大人が整え、休むことができれば、自死に至る子ども・不登校の数も減るだろうと。
心の底から子どもたちが安心して休めること。
エネルギーがなければなにもできない。
そして『学ぶ権利』は『子どもが自分の学び方』を自分で選び、成長する権利がある。
学校が合わない子どもが、フリースクール・フリースペース・オルタナティブスクール・ホームスクーリングなど、自分の学べる場所を選択できるよう保障していくこと。
それは憲法26条の『国は無償の教育を保障しなければならない』に起因すると。
子どもの数がどんどん減っていくなかで、もう競争は意味をなさない。

子ども一人一人を本当に大事にする教育が必要であると心から思いました。


【子どもシンポジウム】
子どもシンポジウムは、つなぎの二人の中学生が登壇して自分の体験を語ってくれました。
不登校になってから苦しかったこと、
症状が身体に出てしまっていたこと、
つなぎに来てから元気になったこと、
つなぎには自由があること、
自分の意見を尊重してくれること
自分のペースで勉強できること……

二人の堂々とした姿を見て子どもたちの成長を感じ、とても嬉しく思いました。

【お一人お一人の言葉が心に残った懇談会】
最後に、車座になっての懇談会。お一人お一人から感想などいただきました。
「子どもを信じよう」
「子どもたちを大人が支えていこう」

そんな気持ちが参加者の皆様から伝わってきました!
今回オンラインでの参加が約30名、会場には40名以上の方々が参加してくださいました。
つなぎの9周年をお祝いしてくださり本当にありがとうございました!


【これからのつなぎ 気仙沼 宮城へ】
喜多先生を囲んで、多くの方々と『子どもの権利』を学ぶことができたことは、きっとこれからのつなぎ・気仙沼・宮城の子どもたちを支えることに繋がっていくことになるだろうと思っています!
子どもたちと共に一歩一歩、10周年に向かって歩んでいきたいと思います!
これからもどうぞよろしくお願いします!!