3/21 不登校を考える親の会を開催しました

3月21日は気仙沼「不登校を考える親の会」でした

前日の地震や余震
コロナ 緊急事態宣言
心配が重なる中
無事に開催することができました

講演会では雄勝町から阿部晃成さんを講師にお招きし 自身の不登校ひきこもり体験を語っていただきました

生死をかけるほどに壮絶な時期を過ごし
二十歳のときに家族との対話を通して
家族のそれぞれの立場 
自分の不登校を客観的に見つめた経験が
阿部さんにとっての
ターニングポイントになりました

高卒認定試験で高校の資格を取得し
家業を手伝い 
その後 震災で 津波にもまれながら
生死に一生を得て
与えられた命を無駄にしないよう
雄勝のまちづくりに 励まれてきました

現在は大学で学びながら 一方で
災害について学生に教える立場として
活躍されている阿部さん
不登校 ひきこもり体験から
まだまだその後遺症があると語る阿部さんですが ご自身と向き合いながら
自分の人生を模索しながら
進んでいこうとする姿に感銘を受けました

赤裸々な体験を語っていただき
参加された方々おひとりおひとりが
真剣に耳を傾けて
質疑応答では たくさんの質問がでました

その後の懇談会では
現在お子さんの不登校で悩んでいる
ご家族の方々から
「ゲーム」「昼夜逆転」「教師の対応について」「部活動」などなど 悩みが出され
みんなで考えあいました
「不登校あるある」ではありますが
その子その子 家庭の状況によって 
本当に多様で 正しい解答があるわけではなく
子どもに寄り添いながら
考えていくしかないのだと思います

でも 大事なのは
阿部さんもおっしゃっていたように
こうした不登校 ひきこもりのことを
話せる場 考えあう場が大事で
つながりあえること
孤立しないことが 大事なのだとあらためて
思いました

参加された皆さん 勇気やヒントをもらって
子どもへの接し方 自身の生き方をも
考えるいい機会になったと思います
特に「部活」に関しての話し合いでは 
気仙沼や多くの地域で
全員加入になっており
参加者の方から 県内のある地域では
中学生の新聞への投稿から
部活動が自由参加になったそうで
新しい取り組みをしている自治体もあることを知りました

部活動がきっかけで不登校になるお子さんも多くいて 部活動のあり方も問い直す時期にきているのではないかと思いました
少なくとも 部活動は放課後の活動であって
自己決定 自己選択できるしくみ
部活動が子どもたちにとって 楽しく
充実したものになることによって
不登校になるケースが少なくでき
学校の先生の負担も減らせることができるかも・・と思いました
論議は必要かも知れませんが
議員さん 教育委員会の先生方とともに
考えていけたらと思います

講演 助言して下さった阿部さん
ご参加下さった皆さんに感謝です
本当にありがとうございました

今年度最後の「不登校を考える会」でしたが
また来年度も 講演会や学習会も取り入れながら 不登校やひきこもりについて
共に考え よりよい子どもたちの多様な学びについて さらに考えていきたいと思います
来年度もよろしくお願いします!