11月のつなぎの日々。活動報告

小学生~高校生、若者まで、多年齢の不登校の子どもたちが
日々を過ごしているフリースペース。
11月も、もりだくさんな様々な活動をしています。

毎週水曜日は、市内の体育館で運動の日。
普段はソフトバレーボールなどをすることが多いのですが、25日はその日の流れでみんなでシャトルランをすることに!!
単距離が得意で足が速い子がいたり、普段はゲームをしていることが多い子が、持久力があって誰よりも長くシャトルランを続けていたり。
子どもたちのいろいろな一面がみられる日でした。

また1~2か月に1回程度、市内のトランポリン施設を利用しています。5分間跳ぶと、5分間のジョギングと同じ運動量に相当するそう!
何よりも、単純に楽しいし、子どもたちは思い思いにトランポリンをして1時間を過ごしています。コロナウイルスの影響で久々に利用させていただいた際は、高いところから飛び降りる台が出来ていて、子どもたちははしゃいでいました♪

クッキーやピザづくりなど、食に関わる体験も多いつなぎ。日々の昼食は午前中にみんなで分担して手作りしているので、イベントは午後に行うことが多いです。
3色の生地を組み合わせて作る、かわいい「三毛猫クッキー」。生地をこねるのが楽しい子や、かわいく猫のかたちを作るのが好きな子など様々。強制参加ではないので、食べる専門の子もいましたが(笑)和気あいあいとクッキーを作り、できたら「可愛い~」とクッキーを愛でながらおいしく食べました。

19日は、お世話になっている市内の「いずみパン」さんが来てくださり、ピザ作り教室を行いました。
自分の食べる分のピザを自分で作るので、みんな真剣!先生に丁寧に教わりながら、生地を伸ばしたり、火に注意しながらフライパンで焼いたり。好きな具をトッピングして、みんなで美味しく食べました。時間の都合で、後半に生地の作り方も教わり、発酵した生地を家に持って帰りました。
ピザの生地の感触や、発酵していく様子など、目や肌で感じる新鮮な体験ができたと思います。そして美味しい♪
普段子どもたちに接しているつなぎスタッフ以外の、地域の大人と関わる機会にもなりました。
いずみパンさん、ありがとうございました!

午前中は勉強の時間。
不登校になると勉強に遅れが生じやすいのですが、それぞれの進度、ペースに合わせて少しずつ学習に取り組んでいます。
特に積み重ねが必要な算数・数学、英語を中心に、繰り返し学習ができるオンライン学習ツールを使いながら、無理なく進めています。

月に1~2回程度、ホームページ講座も行っています。
オンラインでプログラミングが学べるツールを使い、東京のシューレ大学の方を講師に招いてビデオ会議ツールzoomでつないで、わからないところをサポートしていただいています。講師の方も不登校経験があるので、子どもたちのペースを理解してくださり、やさしく教えていただいています。
早い子は、もう初級編がひととおり終わって2週目に突入。一旦取り掛かると周りの音が聞こえないくらい集中して取り組む姿を見て、興味関心のあることへのエネルギーのすごさに感心させられます。

11月11日は、仙台へ行って文科省の職員の方や県議会議員の方を前に、つなぎに通う中学生の子どもが自分の不登校経験を話すという、大きな行事がありました。また改めてご報告できればと思います!