つなぎとJICAの皆さんとの交流会でした
9月16日は つなぎとJICAの皆さんとの交流会でした JICAとの交流は今年で三年目になります
毎年 様々な国の方々に来ていただきつなぎの子どもたちにとってもいい刺激になっていますが 今年は特にアフリカ 南米 アジアなど広く世界中から来ていただきました
はじめに中村から つなぎの取り組みについてスピーチをしました(汗をかきながら英語で!(;>_<;)
なぜかというと通訳の方もいらっしゃるのですが 時間が倍かかって質疑応答の時間が取れなくなってしまうので)各国の文科省レベルの方々ということで熱量も高く とても熱心に質問いただきました
ある国では貧困の影響から校舎もなく『青空の下で勉強を教えている』といったことが話されましたが 私のほうから『日本の学校で教室で息苦しさを抱えている子どもから見たらうらやましいかも知れない』と伝えると笑いが起こっていました
生活環境が全く違っていて貧困や教育の理解から 識字率が低いことが問題とされる諸外国のなかで日本の教育制度は恵まれていて全員に学校に行ける体制があることは素晴らしいとおおかたの見方でした
しかし 日本の学校がひとつしかなく同じ内容 同じペースで進められていじめや学校に居場所がない子どもも多く自ら命を経っている子どもがいることは大きな課題であると理解してくれたようでした
そして 環境は違いますが 教育にお金が回らないことはどこの国も同じで『なぜこうしたフリースクールにお金が回らないのか』と率直に疑問を投げ掛けてくれたことも国際的にみても そう思えるんだと感じました
ずっと社会教育主事講習でお世話になっている東北大学の石井山先生が 今回初めて つなぎにも来てくださったことはとても嬉しかったです
日本と世界の教育の違いにもふれていただいたことも とても勉強になりました スウェーデンでは平均28歳で大学に入学するそうで尾木ママが世界の大学入学の平均は23歳と話していたことも思い出しました
日本が大学入学がゴールである社会ではなくいつでも 学びたいときに学べる制度に変える(それも無償 もしくは安価で!)全体のしくみを見直さないとならないとも感じました
お昼は外で流しそうめん!もちろん JICAの皆さんは初めての体験ほとんどの人はフォークでしたが中には上手にお箸を使われている方も!
これまでこの日のために 何度か準備をしてきたので どう反応してくれるか 気がかりでしたが流れてくるそうめんをなんとかすくってトマトやきゅうりなど 楽しそうに食べてもらい喜んでもらえて良かった!と 準備してくれた子どもたちも喜んでいました
畑の『つなきち』も見てもらいみんなで記念撮影をしたり歩きながら 柿や栗や植物についても関心をもたれていたのも印象的でした
午後はグループにわかれて子どもたちと交流の時間 英語で自己紹介をしたり 各国の説明を聞いたり お互いに質問しあう時間を取りました学校とつなぎとの違い 将来の夢など 余談で 夜に着いて気仙沼駅近くのホテルに泊まったけれど周りが何もなくて 困ったとのこと近くのコンビニまで歩いていってカップ焼きそばを食べたとのこと美味しかったそうですが
気仙沼まできて コンビニの夕飯はちょっと気の毒(こちらも事前に気仙沼のホテル事情をお知らせすれば良かったと反省 都会は駅近くだったらレストランやコンビニがあるけれど 気仙沼はお店があるのは駅周辺ではないのですよね~)
あとは イスラム系の方々の食べるお店が少ないなあ と気づいたことグローバル都市を目指す方向だとしたら食べ物の点は必須だなあと感じた次第でした
外国の方々との交流は 様々な視点で 勉強になることが多いと感じます
貴重な経験をさせていただいたJICAの皆様石井山先生に感謝です