宮城県教育委員会との懇談

10月30日 仙台で 宮城県義務教育課と今年はじめての懇談会がありました。

 参加者は県内のフリースクールなど10団体全国の不登校の子どもたちの数が増えている中 宮城も6000人を越えたことがわかりました。

みやネット(多様な学びを共につくる・みやぎネットワーク)が3年前に行った4000人アンケートのことを思い出します。

はじめて 宮城の不登校数が4000人越えたということで 大変な驚きと 一人の声では消えてしまいそうな声を文科省や行政に届けたいとの思いから実施しました。 

あれから 数年 減るどころか 増え続けているこの現実に 

なにが民間側でできるのか公民連携はどうあるべきなのか     模索するための懇談会であったと思います。みやネットができたばかりの頃はフリースクールに対しての偏見も多かったり、不登校は親がゲームばかりさせているから起こるんだ といったような学校関係者が地域の会議で堂々と発言するようなこともあって 正直はらわたが煮えるくらいの怒りを必死で我慢していたことを思い出します。

以前に比べれば まだ地域の差こそはあれ少なくとも 会議の場でそうした発言を聞くことはなくなってはきているでも 本当に子どもたちの心に寄り添い子どもを真ん中にした連携ができているのかと問われれば 本当にまだまだで経済的に 厳しいフリースクールの仲間たちが目の前の子どもたちを守るために必死に居場所を支えながら子どもたち 親たちの代弁者となって懸命に行政に訴え続けてきました。官民連携とは 結局は人と人であり信頼関係が根っこにあって互いの立場を理解しあいながら本当の意味で子どもを真ん中に 協力しあいたいと願います。でも そのためには子どもの声 親の声を聴くこと現場を見てもらうことは 必須です。

つなぎも 来月 県の義務教育課の方々がいらっしゃることになっています。、そのような機会をもとうとしてくださること自体が連携の一歩であるし 有難いことでもあり、そこから先 何をどう進めていけるのか常に模索しながら 対話を重ねながら 焦る気持ちを抑えながら一歩一歩進んでいきたいと思います。