子どもを真ん中に。
6月26日、加美町で『フリースペース道』の髙橋雅道さん主催の多様な学び・不登校を考える会でお話をさせてもらいました。
私の話の他に、つなぎの一員でもある高校生A君に自分の体験を語ってもらいました。
クラスのなかでいじめにあったこと。
いじめは多数対一人。からかいがひどくて「もうこの学校には行かない」と自分で決めたこと。
遠い気仙沼までお母さんと二人できてくれて、そこから夜な夜なオンラインぐらいしか会えなかったけれど、つながっているところがある安心感があること。
「つなぎや道のような居場所が大事」と語ってくれたA君。「悩んでいる人の役に立てるなら」と今回のお話を快諾してくれました。
学校の先生も心ある先生は疲弊している中、いじめで苦しむ子どもたちをどうしたらなくせるか。そして、居場所の運営も本当に大変で、フリースペース道も同様に大変。
不登校数は過去最多。子どもの自殺者数も過去最多。
6月27日には宮城で初めて不登校について県庁でフリースクールと行政側とが公民連携について一緒の話し合いの場がありました。
学びの主体は子どもたち。
本当の意味で「子どもを真ん中」に、「普通教育確保法」がお題目にならないように。
子どもが生き生きと学べる環境、選択できる保証ができるように、他人事ではなく自分事としてちゃんと本気で考える。
そのために子どもの声を、痛みを受け止める会議の場にしなければ!
宮城の公民連携が進むべき方向に向かって進んでいきますように。