信頼の根っこを生やす
【つなぎの学校プロジェクト③】
スグル君との理科の学習の続きです
今日は「葉や根のつくり」
網状脈 平行脈 ひげ根 主根 側根 師管 導管
…様々な用語が出てきます。図や言葉だけでは 頭になかなか入ってこないのですが…
花の学習のときは私から誘って スグル君を外に誘い出し 花のつくりの観察をしました。
…が 今日はスグル君が自分から
「外で確かめよう!」と私を誘ってくれました。
どの植物が 「網状脈」で「主根」「側根」が本当にあるのか 「並行脈」と「ひげ根」が対応しているのか 実際に引っこ抜いて観察しました。
実際にやってみた感想ですが
「ひげ根」の植物は「引っこ抜きにくい」「ちぎれてしまう」 ことがわかりました。地面にはりついている感じでしょうか。
ようやく引っこ抜いて「やっぱり ひげ根だ~」と声をあげながら スグル君と一緒に確かめていきました。
すぐに外に出られて 思い立ったら実験・観察ができることが恵まれていると思います。もっと細かに観察してみたいという気持ちが湧き出てきて 今 欲しいのは「顕微鏡」だね と2人で話しています。
「言葉」だけの知識ではない 「体験」することが楽しい。
「覚える」とか「テストに出る」とかではない実体験を伴った学び
頭だけで覚えたものは忘れるけれど 体全体で学ぶことは 記憶としてしっかり残る気がします
今の疑問は なぜ「網状脈」と「並行脈」の違う植物が生まれたのか? 進化の過程でなぜそうなったのか? このあたりにくると もう高校 大学のレベルなのでしょうか? 学びは深く 広く どこまでもつながっていきますね。
学校に行けなくなった子どもは勉強ができないと落ち込みがちですが こうした学びは「勉強ができる」とか「できない」とかを越えて
「学びが自分の中に落ちる」
「学びが心や体の栄養になっている」
「自己信頼」の根っこが少しずつ 少しずつ つくられていく感じがします。