学校以外の場で学ぶ児童生徒等を支援するための連携に関する情報・意見交換会

9月6日は宮城県義 義務教育課主催の「学校以外の場で学ぶ児童生徒等を支援するための連携に関する情報・意見交換会」でした

(名称が長いですが あえて「不登校」という文言を使っていない義務教育課の先生方の配慮感謝です)

約二時間の会議でしたが 県内の市町村教育委員会の参加は悉皆研修としていただき、みやネット(多様な学びを共につくる・みやぎネットワーク)のメンバーあわせて 約60人が集まりました

はじめに ○気仙沼市教育サポートセンターの佐々木主任運営員から 「民間施設・団体との連携について」講話があり この3年間のつなぎとの連携についお話いただきました

・「支援員」をつなぎに2名派遣・不登校支援会議の開始 

 教育 福祉 民間など10名のメンバーが委嘱   され 年三回の会議を開催(中村もその一人)・ワークショップ それぞれの団体でどんな役割があるか つながりづくり・定時制 通信制高校など先生方を招いての進路説明会・不登校経験者の方の合同講演会・不登校を考える親のつどい(合同開催 年二回)  →一年後 教育事務所と合同開催  (ほっとする会)・今年4月 気仙沼居場所マップ作成  →来年度 さらに各団体を細かく示した  サポートブックとして完成予定 このような合同の取り組みから 今までつながれなかった保護者の方につながれたり 気仙沼の教育委員会 スクールソーシャルワーカーなど 学校に行けない子どもたち 親御さんたちの気持ちを理解していくことにつながっていったと思います

○後半は つなぎに通う高校生Mちゃんと そのお母さん中村が司会をして声を聞きました・学校に行けなくなったときの二人のつらかった心情  部屋からも出られなくなっているMちゃんのことをお母さんが学校に相談しても 学校が「勉強」や「テスト」のことを話題にあげてくる子どものつらさに寄り添ってもらえない

 わかってもらえないつらさを抱えていたこと Mちゃんも家の中で自己否定感が強くなっていったこと・つなぎに来はじめてから 家族のような雰囲気のなかで元気になり「自分でいいんだ」と思えるようになっていったこと・社会や学校に伝えたいこととして Mちゃんは「学校がすべてではないこと」学校にいけないしんどさをもっているのに 学校に戻すことだけを考えないでほしい

・お母さんは 経済的な負担をどうにかしてほしい コロナ禍以来 困窮している家はまだまだ多い フリースクールに通うにもお金がかかる 質問もいくつか出て そのなかには「現場の先生方にどのように知ってもらうか 浸透させていくか」も課題であることがわかりました

会が終わってから 参加してくださった指導主事の先生から「このような生の声を聞くことは今までなくて 本当に勉強になった。これを地域に戻って生かしていきたい」とおっしゃってくださって 良かったとおもいました。

この会は次回10月にも継続され 今度は地域ごとの課題 何をすべきかの話し合いにつながっていきます 

学校だけでは解決できないことを民間と連携していくことで 子どもたち 保護者の方たちが学校に行けなくなったとしても安心できる そんな連携をこれからも目指していけたらと思っています

 つらい気持ちを思い出させてしまったけれど堂々と自分のこれまでの歩みと夢を語ってくれたMちゃんに心から拍手と感謝快く引き受けてくださったお母さんにも本当に感謝です

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