【学校外の居場所がなぜ必要か】

 つなぎは一度も「学校に戻ったら」なんて子どもたちに言ったことはない

でも気づくと なぜか学校にほとんどの子どもがつなぎと学校を行ったり来たりしている

「ハイブリッド登校」と呼んでいる

あんなに学校に行かない!と宣言していた子どもが知らないうちに学校に顔を出していたということがよくある

あるいはしばらく顔を見ないなあと、思っていたらすっかり学校に行き始めていた こともある

学校に行けなくて たいがいの子どもは元気をなくす

あるいは 元気がなくなったから学校に行けなくなったとも言える

つなぎに通い始めて元気になる

別に学校に行かなくてもいいんだよ

無理しなくていいよ

自分の選択で決めていいんだよ

自己選択・自己決定が最大限に保障される

だから 子どもたちは安心して自分の頭で考えられる

そういえば勉強したくないと言っていた中学生も昨日から勉強を始めた

自分の意思で 決めるということ

つなぎは甘やかしているという見方をする人もいるかも知れないけれど

決して つなぎは優しい場所じゃない

ある意味 突き放している

学校に行こうが行くまいが 

勉強しようが しまいが それは自分で決めること

でも子どもたちが求めて それがその子どもに必要であることには精一杯 応援する 

一緒に考える

(一応 勉強する?との声掛けもするし 一対一で教えてくれるベテランスタッフもいる)

(そうは言ってもつなぎもパラダイスではない 人と人とが集まれば いろんなことは日々起こる 

もまれながら 人との接し方 距離感を学んでいる)

最近は学校から つなぎを紹介されて相談にきたというケースも増えてきた

学校復帰 教室復帰 嫌がっている子どもを無理に戻すのは百害あって一利なし

信頼関係が壊れる 

そもそも安心できる環境を用意していない教育環境が悪い

子どもが悪いわけではないのだ

そしてどんなに 100%いいと言われる学校だって

(学校はもとより フリースクール オルタナティブスクールすべて)

100%完璧なんて場所はない

なぜなら 人は100%ではないし 合う 合わないは必ずある

だから そこで折合いをつけることもあれば 別な場所を選ぶこともある

(選ぶ自由を保障することができるようにする)

学校がよりよく なっていくことはもちろん 校内フリースクールも否定はしない

でも 人の目を気にしながら通っても エネルギーはなかなか回復していかない

であれば いったん 学校の外に出てゆったり 落ち着いて 

しっかり休む 心から休む 

頑張ったね もういいんだよ 

よくやったね 自分の安心できるところにいよう

(親もそんな気持ちになることが大事! 

だから親へのフォローが大事!  

親の会は本当に大事!!)

学校が安心できる場所で 一人一人が大事と 思ってくれている場なら いつかは 子どもたちが学校を選ぶこともあるだろう

選ばないこともあるだろう

学びの主体は子どもたち

自己選択・自己決定の力は子どもたちにある

そこを信じること

そこを否定したら 教育はなんのためにあるか 

そもそも わからなくなってしまう

【不登校】という言葉もそろそろなくしたい 

学校ありきの時代ではもうないからね

※こないだはみんなでカラオケに行きました!

 ○○君歌うまいね~とか 楽しかった!

 また行きたいとの声も  いろんな歌があったり  子どもたちはこんな歌を覚えてるんだね とか 

発見もあったり  

部屋はとったけど ゲーム部屋になったり

 まあ いろいろです

#フリースペースつなぎ#学びを選択できる#学校外の居場所#不登校