奥州市議会 確保法勉強会&㊗️多様な学びを考えるいわての会設立

9月27日、奥州市議会で11名の市議会議員さん・県議会議員さんたちに勉強会の講師をさせていただきました。
これも以前からずっと親交のあった、宍戸直美議員さんがつないで下さったものです。
内容は、
・確保法について
・宮城の取り組み
・フリースペースの運営について

でした。

そしてなんと、気仙沼市小山教育長もZoomで気仙沼市の不登校支援について 語ってくださいました。
(夏の全国大会で挨拶をしていただいて その際に「気仙沼のことをどこでも話すから!」とおっしゃって下さいました。それが実現しました! お忙しい中、パワポの資料も準備して下さって、教育長ありがとうございます)
そのお話の中では、つなぎとの連携や学びの場の選択肢が増えることにも言及下さって、行政と民間が連携していく必要性を議員さんたちも納得して聞いて下さいました。

奥州市の議員さんたちは、「奥州市はまだまだ遅れているなあ~」という感想を漏らしいましたが、なんと奥州市は早稲田大学マニュフェスト研究所による「議会改革度調査2021」で全国で総合三位・機能強化部門で一位に輝いた実績をもっていることがわかりました。
コロナ禍でオンラインを使いながら、いかに議会の運営をしてきたかがポイントだったようです。(だからこそZoomで他県の教育長をお招きしてお話しいただくことがとてもスムーズにできたのだと納得!)
そして市議会の場で開かれる勉強会に、県議会議員さんが参加できるというこのオープンさ。
(宮城ではあまり聞いたことがないのですが、どうでしょう? 市民に必要とあれば市議会・県議会を超えて膝を交えることができるなんてすごい!)

こんな調査があることも知りませんでしたが、そもそも宍戸議員は新人議員一年目! にして、このような勉強会を開催できたのも全国で初だったそうで、奥州市議会の懐の深さを感じました。
そしてさらに素敵だなあと思ったのが、私の話を終えてからテーブル毎に(今回は好きな席だったようですが)感想をシェアしあって、それを発表するというしくみ☺️
テーブルにはチェック柄の可愛い布が引いてあって、まるで小学校の話し合い活動のよう。
そのシェアしたあとの感想もまた素敵でした。
「半年前までは学校に戻すことが当たり前だと思っていたけれど、不登校のことをこのように知る機会ができて、自分の認識が変わってきている。でも学校に行くのが当たり前だと思っていた自分とのギャップがある。そのギャップをどう埋めていくか課題だと感じる」
「自分の子どもも学校を変わりたいと話したことがあった。宍戸さん一人に不登校の課題を背負わせる訳には行かないと思っている」
「不登校のことを知らないし、知らせたくないとあう気持ちが市民にある。ノウハウを使って、フリースペースさんのようにつないでいくことをしたい」
そして最後に宍戸さんから、
「中学生のとき不登校を体験して、大人にわかってもらえなかった。学校に行っていない自分はクズだと言われてショックだった。自分の子どもも不登校でフロンティア(旧適応指導教室)に通うこともあるが、どのように今後不登校支援を奥州市で行っていくか頑張りたい。今後ともよろしくお願いしたい。」
そして私からは、
「ギャップを埋めていくためには、ぜひフリースクールなどの現場を見てほしい。学校に行っていない子どもたちも普通の子どもたちであることを見て欲しい。そして海外の教育現場をぜひ見てほしい。日本の教育は40年遅れています」
と訴えました。

宍戸さんの熱意が伝わって実現した今回の勉強会。
私にとっても他県の議会運営を知るいい機会になりました。本当にありがとうございました☺️
そして、奥州市での講演会を終えて向かった先は、北上市・後藤誠子さんのワラタネスクエア。
私が共同代表を務める全国ネット(登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク)の文科省の担当者を講師に、確保法の講演会を開くキャラバンの打ち合わせ。
盛岡、花巻、奥州……と、それぞれフリースクールや居場所を運営している方々が集まってくださって、どのように開催するか話し合いました。

そこでネットワークの必要性が生まれ誕生したのが、「多様な学びを考えるいわての会」!!☺️㊗️
岩手でこんなつながりが生まれたのが本当に嬉しいです。
場所は奥州市に決定!
議員さんたちの後押しをいただけそうで本当に有難いです。
いつか宮城のネットワークとコラボで交流会ができたらいいなあと思います☺️